令和4年度 国際シンポジウム「生産/実践としての批評」”Art Criticism as Creation/Practice”
2023年3月12日(日)14:00〜17:00
このたび、Yumiko Chiba Associatesと文化庁の共催による国際シンポジウム「生産/実践としての批評」を開催します。
パンデミック、国家間の戦争、巨大地震の発生など、いま、歴史は大きな変革期、転換点を迎えつつあります。しかしその一方で、国家体制や資本主義といった制度はますます強化・維持され、芸術の力もまた、そこに包摂されるなかで弱体化しているように見えます。このような状況のなかで、批評の無力化がしばしば叫ばれてきました。批評が社会の利害関係の調整に終始するものであるとしたら、そこに可能性はありません。
しかし、芸術が人間の知的実践である以上、批評から創造性が失われることは、すなわち芸術創造の形骸化に帰結することになります。この批評をめぐる困難な状況において、批評とはどのような創造的実践であり、どのような生産的活動でありうるのでしょうか。
本シンポジウムでは、イギリス、フランス、日本の各国で、批評的実践に携わってきた論者が集まり、芸術批評の「過去・現在・未来」について、それぞれの観点から議論します。
今後の芸術の未来に向けて、批評はどのような役割を担うことができるのか――。各国で積み上げられてきた批評的実践の蓄積と、現代社会におけるその現状について問題を共有し、新たな思考や文化的な回路を開くための意見交換を行います。

登壇
ダンカン・ウールドリッジ Duncan Wooldridge
アーティスト/批評家/キュレーター

登壇
マーク・フューステル Marc Feustel
批評家/キュレーター

登壇
中嶋 泉 Nakajima Izumi
フェミニズム美術史研究者

登壇
山本浩貴 Yamamoto Hiroki
文化研究者 / アーティスト

進行
沢山 遼 Sawayama Ryo
美術批評家

進行
千葉由美子 Chiba Yumiko
Yumiko Chiba Associates代表